過去何度か説明してますがもう少し詳しく譜面と音を使ってみます。
ちなみに過去の説明は以下のリンクから
この曲は大きく3つのパートに分かれています。
最初の16小節をA
その後の8小節をB
最後8小節をC
という構成です。
Aパート テーマ「不安、闇」
Aメロは「不安」を表したパート。
お酒を飲みすぎた次の日、「あれ、何も思い出せない」「何かやばい行動してないかな」等々の昨夜の飲み会の行動についての「不安」
あるある。
2カッコ入ったあたりで仲間から「昨日のお前ヤバかったな」「あんな行動してたぞ」とか明かされます。
どうですなんかそんな風に聴こえてきたでしょ?
Bパート テーマ「絶望、後悔、深い悲しみ」
Bメロは「深い悲しみ」を表したパート。
仲間からの報告を受けて「やっぱりあんなことしてたんだ」と「後悔」
しばらくこの感情から抜け出せないんですよね〜。
Aパートよりもメロディーに動きがあります。1~4小節目が「深い悲しみ、絶望」を感じさせます。
7小節目〜のロングトーンは「やっちまったーーー」と叫びましょう、ええ叫びましょう!
Cパート テーマ「空元気、前進、開き直り」
Cメロは「空元気」を表したパート。
「やっちまったーーー」をいつまでも引きずるわけにはいきませんよね。
心の中にはまだまだ「不安」や「後悔」が残ってますがどこかで切り替えが必要です。
なのでなんとか切り替えれるように「空元気」を出してみたりします。
全体のメロディーがゆったりした印象となっています。マイナーコードも使って無くメジャー系のコードで構成されていますがそこまで明るいメロディーになっていないのが特徴です。
最後のメロは「切り替えよう」「前に進もう」という強い意志が感じられます。
まとめ
(A)飲みすぎた次の日、起きてから「昨日飲みすぎた〜」「何したっけ俺」「なんかやばいことしたっけ」とどんどん不安になってくる。そして仲間から「お前昨日ひどかったな笑」「かなり攻めてましたね笑」「あとで謝っとけ笑」などと聞かされ
(B)「うわぁ想像以上のことやらかした〜」「あの酒のロックがいけなかったんだ」「もう酒やめる」等々の後悔、絶望が襲いかかってきます。そして「やっちまったーーー」と
(C)ただ、日常生活していくうえでいつまでもくよくよしてられません。どこかで切り替えが必要です。
きちんと謝罪した後に元気なふりをして頑張ろう(まだ立ち直ってないけど)
こんな感じでライブの曲を説明をしてます。
お客様や共演者も笑って聴いて(演奏して)くれたりするので良いかなと思っています。というより演奏前に曲解説することはあまりありません。作曲者側のフィルターを通さずに曲を楽しんでもらいたいと思っているので。
とはいえしっかり曲説明を聞いた上で曲の世界に入りたいと思っているお客様も多いので、そのあたりは以前よりは説明してみようかなと思っています。
もうひとつのイメージ
(A)ある日突然自分の大切な人がいなくなったら、という想像をしてしまい不安になっていき、本当にその時を迎えてしまう。
(B)深い悲しみに暮れる、「もっとこうすればよかった」と後悔する日も続く。
(C)悲しみはあるが、いつまでも落ち込んでいるわけにはいかない。完全に立ち直ってはいないけど無理してでも明るく過ごすことが大事だ。
どうです?こんな風にも聴こえるでしょ?
どちらでも好きな物語を楽しんでくれればいいと思います。なんならこれ以外のイメージが浮かんだらぜひ教えてください。結構演奏頻度高めなので。
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